その3
ごめんなさい。これはCDではなくライブを収録したビデオです。 大コルトレーン祭りといったところでしょうか。コルトレーン派な人たちが熱い熱い演奏をしてくれてます。ここまで興奮するビデオは始めてみました。 デイブリーブマンのソプラノサックスで演奏される「My Favorite Things」、最高です。この曲がかっこいいんです。本来、素敵な曲なはずなのに、なぜかかっこいい。コルトレーンがやっているモードの、アレよりかっこいい!アドリブに突入すると、原曲は跡形も感じられません(笑) テーマだけマイフェイバリットシングスを借用しただけ状態です(笑)。 最高に感動できるのは、40分近い長さもある「Impressions」です。マイケルブレッカー、デイブリーンブマン、ジョージガゾーン、ジョシュアレッドマン(なぜジョシュア(涙)、これがスティーブグロスマンだったら最高だったのに)の4人のテナーサックスでコルトレーンの演奏したインプレッションズのテーマをユニゾン、2コーラスコルトレーンのアドリブをユニゾンした後、アドリブ、その後、またコルトレーンのアドリブの続きをユニゾンで2コーラス演奏してアドリブ・・・と延々続き、最後にフォーバース、後テーマ、ジャックディジョネットのドラムソロ。熱すぎます。興奮します。失禁モノです(笑)。是非見てください! |
|
By the Sea('97 in Japan Live)(Video) |
ごめんなさい、これもCDではなくビデオです。上のビデオとは対極に位置するビデオです。 とにかく美しいです。1曲目、ケニーホイーラー作曲の「Everybody's Song But My Own」、泣けます。 8曲目、「Clapperclowe」格好良すぎます。ジョンテイラー炸裂!って感じです。最初はマイナーで暗いのに突然メジャーで明るくなる劇的なテーマ、すばらしいドラムソロ。まさに名演です。 このビデオ、上のビデオとはホント対極です。激しさ、と美しさの両極端。
しかし、このビデオを見ていて一番気になるのは、異常に濃いピーターアースキンの胸毛です(苦笑 |
|
The Peter Erskine Trio / Live at Jazzbaltica(Video) John Taylor(pf) Palle Danielsson(b) Peter Erskine(ds) |
ピアノで激しく熱い事やっちゃいました的なCDです。モードです。熱いです、燃え燃えです。 ジャケットからしてカッコイイ!曲もカッコイイ!昔のジョンテイラーはこんなに激しかったのか、とびっくりしました。 アジマスや、ケニーホイーラーとのデュオでのジョンテイラーしか聴いたことが無かった私にとっては衝撃的なCDでした。 世間一般的に言っても名盤ですし、私的にも名盤です。簡単に手に入ります。 |
|
John Taylor / Decipher(覚醒) John Taylor(pf) Chris Lawrence(b) Tony Levin(ds) |
上のCDとは対極に位置するピアノトリオです。いかにーもジャズ、って感じな古い録音、黒人が演奏してる泥臭いいかにもなジャズピアノトリオです。 上のデサイファーと聴き比べるとおもしろいです。 このCDは元は幻のレコードと呼ばれていたものでした。それがCD化されてどこでも手にはいるようになりました。 演奏しているウォルタービショップジュニアという人は、このレコードの名前の方が有名になってしまい、あまり本人自体は有名になれなかったというかわいそうな人です。 いかに〜も、ジャズ!っていうまったりしたCDが欲しい人はこれを買うと良いかもしれません。 |
|
Walter Bishop Jr./ Speak Low Walter Bishop Jr.(pf) Jimmy Garrison(b) G.T.Hogan(ds) |
熱いです。燃え燃えです。激しいです。 1曲目「The Wind Will Come」、ゴリゴリのモードです。どこがテーマでどこがアドリブがいまいち境界がわかりません。しかもジャズには珍しく多重録音を駆使しています。 シモングベールといえば、「Haiti」というアルバムの方が人気ですが、私は持っていないのでこちらのCDを取り上げました(涙。ハイチ、欲しいです(号泣。 東京でならこのCD、手に入るみたいです。レーベルが非常にマニアックなため、地方で手に入れるならHMVに注文するとかしかありません。 |
|
Simon Goubert / Le Phare Des Pierres Noires Jean-Michel Couchet(ss&as) David Sauzay(ss&ts) Laurent Fickelson(pf) Stephane Persiani(b) Simon Goubert(ds&pf) |
美しいCDです。キースジャレットのスタンダーズという、スタンダードチューンをひたすら突き詰めるグループのライブのCDです。 1曲目の「マイファニーバレンタイン」のイントロ、最高です。涙無くしては聴けません。途中で客が咳をしている声が録音されてしまっているのが非常に残念ですが(--;;;;; 他の曲も、ジャズのスタンダードチューンばかりやっているので、「ジャズをこれから聞き始めたいけど、有名な曲ってどんな曲なんだろう」って人にもお勧めです。 ただ、キースジャレットという人は、自分のアドリブのフレーズを歌いながら弾く(ものすごいことですが)人ですので、その声が全く受け付けられないという人はキースジャレットのスタンダーズのCDは聴くのは困難でしょう。他にもオスカーピーターソンだとかも時々アドリブフレーズを歌っていたりします。頭の中で考えたフレーズをそのまま鍵盤で弾く、すごいことです。 |
|
Keith Jarette / Still Live(枯葉) Keith Jarette(pf) Gary Peacock(b) Jack DeJohnette(ds) |